胃瘻外来開設の御案内

はじめまして、私8月より湖南病院に勤務している消化器科の戸泉と申します。7月まで土浦の霞ヶ浦医療センターで消化器、乳腺などを担当しておりました。霞ヶ浦医療センター在職中は胃瘻外来を開設し、胃瘻に関するすべてを請け負っておりました。湖南病院でも胃瘻外来を開設し、胃瘻造設、胃瘻交換、胃瘻による経腸栄養指導を行い、また胃瘻に関する患者様のお悩み相談の窓口にしたいと考えております。

高カロリー輸液による栄養補給が不自然であり、長期投与でさまざまな合併症(感染、微量元素欠乏症、腸管の機能廃絶、免疫力の低下など)が起こる事がわかり、適応が限られるようになりました。その代わりとして、生理的に自然な栄養補給である経腸栄養が見直されてきました。更に内視鏡を用いて簡単かつ安全に胃瘻を造設する事が可能となり、栄養剤の改善も相まって胃瘻による経腸栄養のニーズは年々高まっております。現在では胃瘻が入っていない患者様は入院を受け付けない施設も増えております。

当院胃瘻外来では、最短2泊日の入院で、胃瘻造設をおこなっております。まず、胃瘻外来で胃瘻造設の予約をして貰います。施行日を決め、その前日に入院していただきます。その際には情報提供書をお願いします。なお抗凝固薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を内服されている患者様は、施行日の1週間前からその薬を休薬していただきます。

1日目、入院後腹部CTを撮り、胃の位置を確認します。患者様の御家族に内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の説明を行い、同意書を作成します。2日目、PEG施行します。チューブ式胃瘻を挿入します。3日目吐血や腹痛なければぬるま湯を注入し、問題なければ退院とします。胃瘻は挿入後2日目より栄養剤注入可能です。退院の際、胃瘻管理の説明や指導を行い、胃瘻管理マニュアルをお渡しします。3〜4週後胃瘻外来でボタン式胃瘻に交換します。それ以降は3ヶ月毎にボタン式胃瘻を外来で交換します。(入院の必要はありません)

胃瘻外来では、栄養相談にも応じますし、胃瘻に関するトラブルにも常時対応致します。また御家族向けの胃瘻管理マニュアルも用意していますので、御自宅での経腸栄養のお役に立てると思います。

経口摂取障害、誤飲性肺炎などで経腸栄養が必要な患者様をお持ちの先生、ぜひ湖南病院、消化器科担当の戸泉に御相談下さいませ。お待ちしています。

胃瘻外来日 毎週(火)午前9時〜11時
毎週(木)午前9時〜12時30分
戸 泉

当院での乳癌治療の概要

乳癌と診断され、当院での手術を希望された患者様は、外来で全身検査、転移の検査を行います。問題なければ手術日の1〜2日前に入院し、手術を行ないます。術後は経過良好であれば、患者様の希望を優先して退院します。(術後2〜3日でも退院可能です)
術式は、比較的早期乳癌には(しこりの大きさ3cm位まで)、乳房温存手術、それ以上の場合は乳房切除をお勧めしますが、最終的には患者様御本人に決めて貰います。術後組織の結果が出て、必要であれば、抗癌剤治療、ホルモン療法、放射線治療などの後治療を行ないます。これに関してもするしないは、患者様に決めて貰います。
退院後は、定期的に乳腺外来で経過観察し、適宜転移再発の検査を行ないます。乳癌は子本的におとなしい癌なので、逆に10年間は油断出来ません。術後5年間は1〜2年に1回は転移再発の全身チェックを行ないます。その後も定期的に診察します。また、反対側の乳房に新しく出来る可能性もありますので、10年後からは乳癌検診を行ないます。